Flight Simulator 内の空港に活気を!AI Traffic の導入

はじめに

Microsoft Flight Simulator 2020(以下、MSFS 2020)で飛行していると、広い空を一人で飛んでいる気がします。 ATCでは忙しいように通信をしていますが、通信している機体は見えなく、たまにGAが飛んでいるぐらいで、大型空港でも全然旅客機がなく、寂しい空港になっています。

MSFS 2020 では AI Traffic という自動でスケジュールの通りに飛行する飛行機が準備されていますが、デフォルトの AI Traffic ですと仮想の航空会社で数も少ないです。

そこで、AI Trafficが実在するリアルな航空会社の実際の機体になるように AIG(Alpha India Group) という有志のグループが作成したツールを導入しました。実は筆者は Prepar3D(以下、P3D) の時も利用しており、かなりいい感じの空港の風景になります。ただし、P3D ではインストールするだけで AI Traffic が出現していましたが、MSFS 2020 では、Traffic Controller というアプリを利用する必要があり、これが意外と面倒と感じてしまいました。また、筆者の使い方が悪いとは思いますが、うまく AI Traffic が出現しない場合もありまして、現在は「Easy airlines+aircraft matching with default live traffic」という MOD を利用しています。

AI Traffic を表示する際に、AIG AI Traffic は OFFLINE のスケジュールデーターを利用する反面、Easy airlines+aircraft matching with default live traffic は REAL-TIME ONLINE の飛行データーを利用するため、これによって使い分けをしてもいいかもしれません。

本記事では、AIG AI Traffic と Easy airlines+aircraft matching with default live traffic をインストールしたとき参考になった情報を紹介します。

AIG AI Traffic

AIG(Alpha India Group)という有志のグループが作成した「AIG AI Traffic」という無料のアドオンを導入すると、自動で飛行する飛行機(MSFS 2020で は AI Traffic といいます。)がたくさん出現して、ゲートを出発し、滑走路から離陸し、目的地の空港に着陸します。さらに出現する機体は実在する航空会社の実機と同様で、飛行スケジュールもほぼ同じです。

AIG AI Traffic の導入により、空港や空に活気が溢れ、より楽しいフライトを満喫できます。

導入

いくつかのアプリをインストールするなど、若干面倒な部分もありますが、以下の記事を参考で導入します。

注意点

Settings > AIGAIM OCICurrent Path にデフォルトの MSFS2020 の Community フォルダ(アドオンが配置されるフォルダ)を選択すると、利用中以下のエラーが出続けてしまいとても面倒なことになります。そのため、パスが短い任意のフォルダを作成して設定することをお勧めします。そうすると Community フォルダの中には作成したフォルダへのリンクが作成されるので特に問題なく MSFS2020 で AI Traffic が表示されます。

Your OCI installation is located in a directory that will come close to the maximum path-length of 255 characters!
To make sure AIM runs without issues it is suggested to move the OCI package somewhere else.
Use the Move-Option in the OCI settings to relocate the package and add a junction-link in your community directory so MSFS and AIM can detect the new OCI location without issues.

参考

フライトシミュレーターの種類を指定して Traffic Controller を起動

[path]\AIG_TrafficController\AIGTech - Traffic Controller.exe" -MSFS2020

導入後の風景

AIG AI Traffic 導入後の東京国際空港の第一ターミナル
AIG AI Traffic 導入後の東京国際空港の第二ターミナル

Easy airlines+aircraft matching with default live traffic

Easy airlines+aircraft matching with default live traffic は IVAO MTL という Multiplayer Traffic Library を利用して、MSFS 2020 で 出現する AI Traffic をリアルな機体に変えるツールです。

導入

導入後の風景

Easy airlines+aircraft matching with default live traffic 導入後の東京国際空港の第一ターミナル
Easy airlines+aircraft matching with default live traffic 導入後の東京国際空港の第二ターミナル
(起動直後ではゲートが空いてました。)
Easy airlines+aircraft matching with default live traffic 導入後の東京国際空港の第二ターミナル
(時間が過ぎると着陸機が増えて空港も忙しくなりました。)
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参考文献

  • Microsoft Flight Simulatorで世界一周「リアルな航空会社の機体が動くアドオン(AIG AI Trafficの使い方)」https://fs-travel.net/aigaitraffic/ 2022年8月13日